「マッチングアプリの相手、
信用して大丈夫?」
——結婚前に身元確認をすべき理由と
実際のトラブル事例
#心理学
#不倫・不貞行為
#法律知識
——急増するトラブルと、自分を守る方法を、丁寧にお伝えします。
「この人のこと、もっと知りたい」「でも調べるなんて、失礼かな」——婚活や▶︎ マッチングアプリで出会った相手に好意を持ちながらも、こんな葛藤を抱えたことはありませんか。
実は、相手の素性を確認したいという気持ちは、決して失礼でも疑い深いわけでもありません。人生を共にするかもしれない相手のことを正しく知ろうとすることは、自分と相手の両方を守る、誠実な行動です。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の法的アドバイスではありません。具体的な判断については専門家にご相談ください。
マッチングアプリの
「見えないリスク」
マッチングアプリの利用者数は年々増加しており、今や結婚のきっかけとしてアプリを通じた出会いは珍しくなくなりました。近年の婚姻カップルのうち、マッチングアプリで出会ったケースが増加していることが報告されています。
しかしその一方で、アプリを通じた出会いには、従来の出会い方とは異なるリスクが存在します。
かつての出会いと、今の出会いの決定的な違い
かつての出会いは、職場・学校・友人の紹介が中心でした。共通の知人がいることで、相手の素性をある程度確認できていた。しかしマッチングアプリでは、顔写真とプロフィールだけで関係が始まります。
相手が何者であるかは、本人が語ることだけを頼りにするしかない環境。
プロフィールの情報が正しいかどうか、確認する手段がない。
これが、マッチングアプリ特有の「見えないリスク」です。
実際に起きている
4つのトラブル
「まさか自分がそんな目に遭うとは」
——相談で最も多く聞く言葉です
半年以上交際した相手が実は既婚者だった、というケースは決して珍しくありません。知らずに不倫関係に巻き込まれていた場合、相手の配偶者から慰謝料を請求されるリスクもあります。
「医師」「大手企業勤務」「年収◯◯◯万円」——プロフィールに書かれた情報が、すべて嘘だったというケースも報告されています。結婚直前で発覚し、絶望する方も。
結婚を前提と思っていた相手が、ある日突然連絡を絶つ。電話も繋がらない、LINEもブロック、部屋に行ったら空っぽ——本名や住所を知らなければ、何もできません。
借金、前科、過去の離婚歴、養育費の未払い——こうした事実を隠したまま交際・婚約するケースも。結婚後に初めて知り、取り返しのつかない状況になる方も少なくありません。
“マッチングアプリで知り合った男性と1年間交際した30代の女性は、こう話します。「結婚の話が具体的になったとき、彼の勤務先を確認しようとしたら、その会社に彼の名前がなかった。問い詰めると、職業も名前も嘘だったことがわかった。早く確認しておけばよかったと後悔しています」
「調べること」と
「信頼」は別もの
「好きな人を調べるなんて、信頼していないみたいで申し訳ない」——そう感じる方は多くいます。しかし心理学的な観点から見ると、この感情には少し誤解が含まれています。
相手を信じること
事実かどうか
家を買うとき、誰でも物件の調査をします。転職するとき、会社の評判を調べます。なぜ人生を共にするかもしれないパートナーについてだけ、確認することがためらわれるのでしょうか。
「信頼する」ことと「事実を確認する」ことは、矛盾しません。
恋愛感情があるとき、見逃しやすくなる「確証バイアス」
心理学に「確証バイアス」という概念があります。一度好意を持った相手に対して、その好意を裏付ける情報ばかりを集め、疑わしい情報を無視してしまう傾向です。
「週末に会えないのは仕事が忙しいから」「家に招いてもらえないのは几帳面な性格だから」——こうした解釈が積み重なることで、重要なサインを見逃してしまうことがあります。
欧米では「プレマリタル調査(結婚前調査)」は広く行われており、人生の重要な決断の前に相手の素性を確認することは、常識的な行動として受け入れられています。
結婚前に確認すべき
5つのこと
人生の重要な選択をする前に
確認しておきたいポイント
最も重要な確認事項。実は離婚協議中・別居中というケースも。
万が一のトラブル時にも必要となる、基本的な情報。
高額な借金や多重債務は、結婚後の生活に直接影響します。
養育費の支払い状況なども、結婚後の生活に関わります。
「一人に絞っている」と言いながら、複数と続けているケースも。
身元確認の方法と、
自力での限界
自分でできる確認
SNSの確認——FacebookやInstagramなど、実名で登録しているSNSを確認することで、生活の実態や交友関係をある程度把握できます。ただし、既婚者がSNSに家族の投稿をしていない場合もあるため、SNSだけで判断するのは危険です。
職場・勤務先の確認——「◯◯会社に勤めている」という情報は、会社名で検索したり、名刺を見せてもらったりすることで確認できる場合があります。
住所の確認——交際が深まった段階で、実際に相手の自宅を訪問することで、住所の真偽をある程度確認できます。ただし、既婚者の場合は自宅に招かれないことが多いため、拒否される場合は注意が必要です。
プロフィールの偽装、既婚者であることの隠蔽、借金の有無——こうした情報は、本人が意図的に隠している場合、自力で確認することは非常に困難です。
専門家(調査会社)に依頼する場合
調査会社(探偵)に身元調査を依頼することで、以下の情報を法的な範囲内で確認することができます。
婚姻状況の確認、本名・住所・勤務先の事実確認、経済状況・借金の有無、過去の婚姻歴・子どもの有無、マッチングアプリの並行利用の確認——これらを専門的な調査によって確認することで、「知らなかった」という後悔を防ぐことができます。
怪しいサインと、
確認の切り出し方
以下の項目に複数当てはまる場合、より慎重に状況を確認することをおすすめします。
-
週末・祝日・年末年始に会えないことが多い -
夜間の電話に出られないことが多い -
自宅に招いてもらえない、住所を教えてもらえない -
SNSでの繋がりを避ける、またはアカウントがない -
ビデオ通話を嫌がる -
友人や家族に紹介してもらえない -
職場や住所などの具体的な情報を教えてもらえない -
話の内容に矛盾がある/以前の話と食い違う
身元確認を切り出すときの伝え方
「調べたい」という気持ちを相手に伝えることに抵抗がある方へ。相手を傷つけずに確認する方法はあります。
自然な流れで情報を確認する——「そういえば、職場ってどの辺りなの?」「住んでいるのは何駅?」など、自然な会話の中で少しずつ確認していけます。
お互いの情報を共有するという形で——「私もちゃんと自己紹介したい」「お互いのことをもっと知りたい」という形で、自然に促せます。
「結婚前の確認として」と正直に伝える——交際が進んだ段階であれば、「結婚を真剣に考えているから、お互いのことをきちんと知りたい」と正直に伝えることも一つの方法。誠実な相手であれば、こうした申し出を拒否する理由はありません。
逆に言えば、こうした確認を強く拒否する相手は、隠したいことがある可能性があります。
正しい情報をもとに、
幸せな選択を。

